この度、私の長年の夢であったアフリカのサハラ砂漠を訪れて来ました。
嬉しい気持ちと、興奮の気持ちがインフレして止まらないのでサハラ砂漠に行った感想をブログに綴ります。
いやー、最高だった!
アフリカにあるサハラ砂漠とはどんな砂漠?
サハラ砂漠とはアフリカの中央部よりやや北に位置する広大な砂漠です。
サハラとは「荒れた土地」を意味する言葉からその名が付いており、文字どおりサハラ砂漠には砂漠以外ほとんど何もありません。見渡す限り砂と岩だけ!
数多くの映画の撮影地になっており、その知名度は世界に知れ渡っているほど。
今回はそんな念願のサハラ砂漠に足を踏み入れてきました。
幼少の頃より念願だったサハラ砂漠
辺境の地サハラ砂漠に今回わざわざ行こうと思った理由は、小学校の頃に遡ります。
社会の授業で使っていた「地図帳」という教科書をパラパラとめくっていた時に「西サハラ」という国が気になったのがきっかけでした。
西サハラという言葉の響きが純粋にカッコよかったのと、多くの国が独立を勝ち得て赤文字で堂々と国名を書かれているのに対し、西サハラは「非独立国」という立ち位置で非独立を表す黒文字で国名が書かれていたのがアウトローで印象的だったのです。
サハラってかっこいい、いつか行ってみたいという気持ちが当時芽生えました。
小学校時代の課題学習での題材はサハラ地域の国に関してのリサーチばかりだった記憶があります。
先生が好きな国を調べてきてくださいと言えば、他の生徒がイギリスやアメリカなどのメジャーな国を調べる中、私はコンゴ民主共和国(旧ザイール)や西サハラ、モロッコなどを中心に興味を持っていました。
サハラ地域、特にサハラ砂漠はずっとあこがれでした。どんだけアフリカに恋していたんだ笑
2泊4日のサハラ砂漠ツアーに参加@フェズ
モロッコのフェズという都市から車に揺られて約8時間ほどでサハラ砂漠にたどり着けます。
しかし、サハラ砂漠は広大でかつ現地ではフランス語・アラビア語等の言語が主流なため、ある程度パッケージ化された砂漠ツアーでサハラ砂漠に向かうことにしました。
プライベートでも向かうことができますが、モロッコは交渉事やチップ渡しがとても多く、辟易してしまってせっかくの砂漠を台無しにしたくなかったというのが大きな理由です。
信頼出来るフランス人に頼みツアーを手配する事にしました。
サハラ砂漠に初めて足を踏み入れた瞬間
幼少の頃よりいつか行きたい!と長年思い続けたサハラ砂漠に足を踏み入れた時、足に伝わってくる砂の柔らかさと眼前に広がる真っ青な空と砂の橙色が織りなす色のコントラストが私を最高潮のテンションにまで押し上げました。
また、到着が夕方であったのでちょうど夕日も見れる時間帯だったので思わず叫びました笑

サハラ砂漠ツアーの行程
サハラの砂漠ツアーは非常に満足の内容でした。
サハラ砂漠は砂と岩しかない土地だというイメージが非常に強かったので、泊まるところや食べ物、そしてトイレなどが非常に気がかりでしたがツアーでは何不自由なく過ごすことができました。
サハラ砂漠生活1日目
フェズという都市から車に揺られて8時間でサハラ砂漠に到着、LAHMADA(ラマダホテル)に滞在することに。
ツアーといえども基本的には連れと2人行動。団体でぞろぞろと動くことはないので自分たちのペースで楽しむことができました。
そして何より、サハラ砂漠にホテルがあることが驚き。

ホテルの中はなかなか快適で、ベッドも広かったです。砂っぽくなく、綺麗に清掃されていました。
モロッコだとわりと大きな課題のトイレも難なく合格点、清潔そのもの。
広大なサハラ砂漠の真ん中で便は勘弁ですからね。

ホテルチェックイン後は暇だったので魔法使いのコスプレをしたりしてひたすらアホなことしていました。
サハラ砂漠にまで来て何アホなことをしているんだ。笑

夕食はモロッコの伝統料理タジンをいただきました。
肉をメインにじゃがいも、ニンジンなどの根菜をデミグラス風にじっくり煮込んだ料理です。
これが絶品でめちゃウマです。
程よい具合に半熟の卵が余計にマッチして感動しました。
一般的なタジンがジャガイモやニンジンがメインなのに対して、このタジンは卵やタマネギが中心でとても日本人の口に合いました。根菜ゴロゴロよりも食べやすい!
▼暗い写真ですが、こちらがタジン
1日目は特に何もせずに終了。サハラ砂漠に車での疲れで爆睡しました。
翌日からいよいよサハラ砂漠を満喫することになりました。
サハラ砂漠2日目
起床後、朝食。
バイキング形式で割と欧米的な食事をとりました。サハラ砂漠に来て、普通のパンを食べるのはなんかムード的に微妙ですが背に腹はかえられぬ。
いただきます。超欧米な食事。

朝食後、11:00からラクダに乗って、アルジェリア国境付近に向かって出発。
慣れるまでは少々乗り心地が奇妙な感じ。

見渡す限り砂漠が続きます、本当に砂以外がないです。
橙色と青色のコントラストだけが延々と続く、それがサハラ砂漠。
はじめは砂漠に興奮しましたが、徐々に慣れてきました。

13:00くらいに野営テントに到着。
ひたすら暇なのでアラジンごっこをして遊んだりします。これめっちゃ夢だったんですよね。

15:00になるとテントにクスクスというモロッコの現地料理が運ばれてきたので美味しくいただきました。

米のような下地に野菜が載っていて、中心部分にチキンが添えられています。
日本人の口にあってて美味しい。
料理を食べた後は寝る。
これが現地のベルベル人のスタイル。
食事後も時間があったので、アルジェリアの国境まで散歩。
もう目の前がアルジェリア。アルジェリアは当時外務省の渡航危険度が高かったので、なんとなく恐ろしいイメージでした。
そんな国が目の前にあるのはなんか変な感じ。

ラクダさんが休憩中。
美味しいクスク料理の後は再びラクダで移動。
次のテントに移動すること約2時間、少し大きめのテントが見えてきました。
17:00にテントに到着。
毛布も完備されていて意外としっかりしてます。
砂漠の寒暖差はとても激しいので毛布が必需品です。
トイレはどうするんだと気になっていましたが、ちゃんとトイレが常設されていました。
モロッコ伝統のボットン便所かと思いきや、ちゃんと便器がついてる綺麗なトイレでびっくり。
トイレットペーパーまで備わってるという最強のアメニティ。
夕食が20:00ということだったのでそれまで砂漠でボードを楽しむことに。
誰が最初に砂漠でボードをすることを考案したのか。笑
でも、ボードのワックスがほとんど取れていて滑りにくかったので、ソリのようにして遊びました。

20:00に夕食。
ここでもモロッコの伝統料理タジン鍋を堪能、めちゃくちゃ美味しい。

夜になると満点の星空が砂漠の夜空に広がり、筆舌に尽くしがたい思いに駆られます。
人生の中で最も美しい夜空でしたが、写真に収められなかったのが残念。。今だったら高性能のiPhoneとかで撮れるんでしょうけど…悔しい。また行きたい。
そうこうしてるうちにベルベル人の伝統的な音楽を堪能。
軽快なドラムの音に合わせて、ベルベル人のガイドさんたちが歌います、個人的にこれはみんなノリノリで踊れるので好きです。

楽しい夜を過ごし、興奮冷めやらぬまま就寝。
サハラ砂漠で一夜過ごすという経験はまさに夢にまで見たシチュエーションで、あまり寝つけませんでした笑
翌朝は6:30に起きて朝日を拝みました。
サハラ砂漠の山に登るのは一苦労で、砂に足を取られるので1時間くらいでバテます。

朝日を見た後2時間くらいかけてホテルLAHMADAへ帰還。
ラクダに乗りすぎてお尻が痛いのを我慢しつつなんとかホテルまで帰りました。
ラクダに一日中乗ってると本当にお尻が痛いです笑
サハラ砂漠は最高だった
サハラ砂漠に行くという小学生の頃からの夢が叶い、大満足でした!
まさか人生で本当にここに来れるとは夢にも思っていなかったです、一緒にきてくれた友人には感謝です。
意外とラクダの乗り心地が悪かったことを除けばそれ以外は最高の内容でした。
またアフリカに行く機会があれば是非サハラ砂漠に行きたいと思います(^^)