読書した際に学んだ内容をしっかりと血肉にできていますか?
そう問われた時、自分でもドキッとしたのをよく覚えています。
読書はするけれども読んだその日はワーッっとやる気が沸き起こって、なんだか強くなった気がしますが数日経つと見事に忘れている。
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
その傾向は良くないなと思い、貴重な時間を読書に投下するからには血肉にしよう!
と考え、最近実践している本の読み方をご紹介します。
※自己啓発系統の書籍を想定しています。参考書系統の書籍はもちろん隅から隅まで読んでくださいね。
本を読んでも一度で全部は吸収できない
読書をする時、特に良書を読むにあたってすべてを吸収してやろうと本を読むことが多いと思います。
私自身も以前はそうで逐一メモを取りながらなめるようにして読書をしていました。
その方法は充実感や読後の達成感はあるのですが、やはり数日経つと忘れてしまうことが多いです。
めちゃくちゃ記憶力のいい人を除き、ふつうの人が読書をしても一度で全部は学びきれないというのが現実だと思われます。
なので、全部学んでやろう!
ではなく、全て学ぶことはできないから大事なところだけ吸収しようと意識を切り替えたほうが効率的です。
本を読む際に意識すべき大切なこと
では、本を読む際に具体的にどういうことを意識して読めば血肉になりやすいのか、そのポイントをご紹介します。
①今すぐ実践できそうな3つのことを叩き込む
膨大なページの中から今すぐ自分が実践できそうなことを3つだけ抜き出しましょう。
この意識で本を読み進めましょう。
え、3つだけ?少なすぎない?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、案外3つくらいがちょうどよく欲張って5つ、10つとやると書籍の数が増えるにしたがって忘れていきます。
3つでも多いくらいで、1つ何かを得られればOK位の感覚で書籍は読むべきです。
加えて、「今すぐ実践できそうな」というのがポイントです。
いつか役に立つ、は永遠に役に立たない可能性があるので今の実生活に活かせる知恵を中心に3つ学ぶのがおすすめです。
②読了後すぐに実践に移す
本を読み終わったあと、あー勉強になった!で終了していませんか?
本から学んだことはすぐに実践して血肉にしないと意味がありません。
知識として頭にあるのと、実践して経験として蓄積されるのでは天と地ほどの差があります。
せっかく今すぐ実践できる項目を学んだのですから、それを強く意識して実生活に投下しましょう。
※合わないなと思えばすぐやめればいいです、ナイスチャレンジ。あなたの学びになりましたね。
シンプルですがこの2点です。
この2点を意識すれば、書籍があなたの血肉になりやすいです。
複雑にあれもこれも…とやってしまうと読書すること自体が億劫になってしまいます。
最低限上記を意識して読書に挑めば、成果が変わりますよ。
目的を持って読むのもいいが、セレンディピティこそ読書の真髄
さて、読書する際の意識について綴りましたが、ここからは本を読む目的や恩恵みたいなところに関して持論を展開しておきます。
- 今の自分の人生を変えたい、良くしたい
- スキルアップしたい、マインドを向上させたい
様々な目的をもって読書に挑まれると思います。
スマホが普及する昨今に本を読もうと思うだけでも素晴らしいことです。
ここでさらにもう一歩、読書をより面白くそして刺激的にする考え方をシェアさせていただきましょう。
それは「読書のセレンディピティ」です。
「セレンディピティ(Serendipity)」とは、偶然をきっかけに予想外のものを見つけ、価値を見出し、幸運をつかみ取ること
という意味なのですが読書には、もっといえば乱読にはセレンディピティの可能性が溢れています。
乱読とは手当り次第に書籍を読み漁ることですが、「有名だから」「ちょっとタイトルが気になったから」「読んだこと無いから」理由は何でもいいです。
3つの実践できそうなことがないかという意識で、とにかく手当り次第本を読むのです。
すると意外や意外、時々人生に大きな衝撃を与えるような良書に出会うことがあったりします。
誰かとの運命的な出会いをすることで人生が大きく変わる事があるように、乱読を通じて自分の人生が変わるようなバイブルに出会うことがあるのですね。
なので、私は寄り道乱読おすすめ派です。
まとめ
本というのは誰かの人生の知恵の集積です。
誰かよりなにか秀でた才能を持つ人が、人生の貴重な時間をかけて作り上げた教科書なわけです。
世の中にはそういった本が無限にあります、人生すべてかけても読みきれないでしょう。
その中にきっとあなたの人生の価値観をぶっ壊すような良い書物はきっとあります。
せっかくこのブログを読んだのですから、
①読書をする時は今すぐ実践できる3つのことを学ぶ
②学んだことをすぐ実践してみる
③乱読してみる、思いがけない出会いがあるかも!
この3つの学びを持ち帰ってくださいね。