今回私はベトナム→カンボジア→ベトナムという旅程を10日間で楽しんだのですが、ベトナム再入国時(前回出国から30日以内の入国時)にアライバルビザを取得する必要があると知り慌てふためきました。(5年前には無かった!)
その際、ネットの情報全てがめちゃくちゃでどれも当てにならなかったので私の実体験をベースにアライバルビザについて正確な情報を綴ります。
30日以内の滞在を考えている旅行者向けの記事です。31日以上の長期滞在者や就労目的の方は該当しません。
追記(2019/01/28)
ベトナムのサイゴン出国後、タイに数日間滞在しベトナムに再入国を試みたところ、バンコク空港からサイゴンまでビザ無しで飛べないという事例があったようです。
当該記事は正確性を心がけておりますが、ベトナム再入国の予定がある際は出国先を確認し、再入国の際ビザが必要か否かを確認の上出発された方が安全です。
ベトナム再入国時のアライバルビザのルールが変わった
2015年1月以前は、14日以内であれば再入国手続きの必要なかったベトナムですが、2018年現在30日以内の再入国時にはアライバルビザを取得しなければならなくなりました。
つまり、再入国にお金がかかるのです。
これにより、例えばベトナムから第3国(カンボジア、ラオスなど)に寄ってベトナムに戻ろうとする旅行ルートを楽しむ旅行者を非常に苦しめるルールとなりました。
今回の私もホーチミンからカンボジアに入り、1週間後にホーチミンに戻ってきて苦しみました。
再入国時にアライバルビザは絶対必要?
結論から言うと絶対必要です。
どこかのサイトにはアライバルビザを取得しなくても行けた!なんて言う記述がありましたが信用しないでください、再度ベトナムから出国する際に突っ込まれるに決まっています。
最悪、ベトナム当局に拘留される恐れもあるので絶対にアライバルビザは取得しましょう。
アライバルビザ申請時に必要なもの
アライバルビザの申請に必要なものは以下の通りです。
必須なのは申請書類(空港に有り)、パスポートと同じサイズの写真(ない場合5ドルで撮影)、パスポート、次の旅行先のE-ticket、紹介状/インビテーション(最悪無くてもいけます)。
上記5点(4点)のみあれば私はアライバルビザを発行できました。
写真は5ドルも取られるのが馬鹿馬鹿しいのであらかじめ持っておきたいですね。
ベトナム再入国時にアライバルビザが不要なケース
再入国時にアライバルビザが不要なケースもあるので、一応以下項目に当てはまらないかチェックするのが良いでしょう。
①観光目的であること
②前回のベトナム入国から31日以上経過していること
③帰りの航空券や国際バスチケットで、ベトナム滞在期間が15日以内であることを証明する書類が提示出来ること
万が一ビザを申請する必要がないのに申請してしまってはお金がもったいないので、注意したいポイントです。
アライバルビザ申請にかかるお金
25ドル(+写真代5ドル)です。
45ドルやら50ドルなどと言う情報もあるようですが、25ドルぽっきりで申請できます。
またUSドル縛りがあると言われていますが、私はドンで支払うことができました。
ドン建だと、600,000ドンです。
アライバルビザ申請手順
アライバルビザの申請手順についてご説明します。
アライバルビザの申請自体は40分くらいで終わります。
※時期によっては時間の前後があるみたいですが、次章の写真ぐらいの人混みだと40分目安です。
ビザ発給の場所へ向かう
入国ゲートの少し手前の左側に【Landing Visa】と言う表示があるのでそちらに向かいます。※名称がアライバルビザじゃない!ややこしい、、
いろんな外国人が座っているので一瞬で気がつくと思います。
アライバルビザ申請用紙記入
写真には写っていないですが、左側に申請書類置き場があるのでそこで申請書類を記入します。
記入を終えれば、あとは⑤番窓口(indivisual)のところに並びます。
アライバルビザ窓口にて
窓口では以下の質問を受けますので、答えられるように備えておくのが良いです。
インビテーションカードはあるか?(Do you have invitation cards?)
何日ベトナムにいて、どこに滞在する予定か?(How long are you going to stay here?, and Where?)
ベトナムから出国するチケットはあるか?(Do you have a round-trip ticket?)
顔写真はあるか?(Do you have your photo?)
わからないといえばゆっくり話してくれたり、身振り手振りで何とか会話してくれるので心配しなくても大丈夫です。
ざっくり質問が終わると、椅子で待ちます。
名前が呼ばれるので支払い
無事にビザが発給されると、【Casher】で支払いを済ませます。
ドルで25ドル、ドンなら600,000ドン。現金のみでクレジットNGです。
以上で無事にアライバルビザ発行完了です。
まとめ
以下ポイントを整理しておきますね。この記事を読んだ全ての旅行者がアライバルビザに苦しめられませんように、そんな思いを込めて綴りました。
- アライバルビザの申請は遅くとも40分で終わる(混雑時を除く)
- かかる費用は25ドル+写真代5ドル、ドン払いも可能
- インビテーションカードがなくても大丈夫
追記(2019/01/28)
再入国の際に、アライバルビザが取得できないケースがあるようです。
念のため、ベトナム再入国に当たってアライバルビザで帰ってこれるかどうか、ベトナム出国前に問い合わせておきましょう。
私はベトナムの空港に着くまでアライバルビザの不安で胸がいっぱいでした。
(なんせ事前手続きもしておらず、残金も残り少なかったので!)
みなさんが安心して楽しい旅を過ごせますように!Bon Voyage!!
追記情報(2019年)
RitaRiyanto様からの最新情報
アライバルビザが5ドルで取得できる可能性があるとのことです。
Table of visa fees という写真の5番目のビザの英文説明にある通り、空港に到着しアライバルビザを申請する際、5番目のビザを申請するという明確な意思表示をすることで5ドルで取得できるらしいです。
その際、ベトナムから第3国に出国し、第3国からベトナムに戻って来たという事を証明する必要があり、以下書類があれば申請できます。
- ベトナムから第3国に出国→その時の航空券のプリント
- 第3国からベトナムに戻って来た→当日の便の航空券のプリントor搭乗券
- 申請書類、パスポート、写真等は必要
- インビテーションは必要なし!
これが認められれば、5ドルの費用で15日間有効なビザを取得できるとのことです。
- 再入国後15日以上滞在の場合はNG!
- ベトナム→第3国→ベトナム、というのが本ビザの構成要件ですので、
いったん日本に帰国し、30日以内にベトナムを再訪するというケースには
適用されません。
RitaRiyanto様、情報ありがとうございます!