モロッコの男性向け浴場「ハマム」がホモホモすぎた話

ハマムとは

ハマムとは日本でいうサウナのようなもので、マッサージやあかすりなどのサービスが受けられるモロッコ人の一種の娯楽とも言える場所のことです。

イスラム教の休日である金曜日にモロッコ人はみんなハマムに行っておしゃべりを楽しむのが乙なようです。

彼ら曰く、そこは「モロッコ人の楽園」なのだそう。

そこまで言われたら行くしかない。

というわけでモロッコ人のホテルオーナーに誘われたので、モロッコ人の楽園ハマムに行ってきました。

怖かったので友人とともに。

いざハマムへ

さて、いざハマムへ行くとなってもまったく要領を掴めていないので言われるがままについていきます。

オーナー「タオルは持ったか?」

私&友「いえ、借りれますか?」

オーナー「500円」

私「たっか」

オーナー「水は持ったか?」

私&友「いえ、頂けますか?」

オーナー「300円」

私「たっか」

とか言いながらハマムの入り口に到着。

 going to hamam

ここからはサウナに入るので携帯を持って入れなかったので記憶をたどって言葉で説明していきたいと思います。

完全にここはモロッコ人だけの秘境

誰もが何でイエローモンキーがここに来てんだみたいな目で見てきます、そりゃそうだ。

そして次のオーナーの一言

オーナー「脱げ」

私&友「え?」

オーナー「ほら、脱げって」

私&友「何のために?」

オーナー「ここはハマムだよ?」

オーナーの不敵な笑みが私たちを一層不安にする。

とにかく後戻りできないのでパンツ一丁になる私と友人。

そのまま、奥の部屋に案内されました。

するとどうでしょう。

ハマムといえばマッサージ、綺麗な女性がマッサージしてくれるのかと思いきや、見渡す限り男しかいないではありませんか。

これにはイスラム教唯一神アッラーもびっくり。

みんなパンツ一丁で裸でなにやら奇妙な動きをしているではありませんか。

男同士で素手で体を洗いあっている!!

呆然としているとほら早くこのバケツでお湯を汲んでこっち来いとオーナーに言われます。

そのままオーナーはどっかに消えて行きました。

私&友「どないせえっちゅうねん」

とりあえず言われるがままお湯を汲んで、ハマムのサウナのような場所に寝転がされました。

マッサージが始まる

私と友人は横並びで待たされること5分。

若い壮健な肉体のお兄さんと、ヒョロヒョロの毛むくじゃらのおじいちゃんが横に座りました。

(もちろんパンツ一丁)

有無も言わされないまま友人の体におじいちゃんがお湯をぶっかけ、奇妙な音を口で奏でながら体をさすっていきます。

「チュッ!チュッ!!チュッ!チュッ!!」

私「おいおい嘘だろ」

はじめは屈伸から徐々におじいさんと友人の距離が近づいていき、マッサージが開始されました。

友人の目はもう死んでいました、そこに生気は感じられませんでした。

そこは曲がらないだろうという関節を伸ばされ、さながらプロレスの技のように熟練の手つきで友人の体が宙に舞います。

「チュッ!チュッ!!チュッ!チュッ!!」

※これはモロッコ式の親愛を表すために口先から出す音で、決してキスをしているわけではありません。

おじいさんの謎の音が大きくなっていきます。

友人の顔はおじいさんの毛に隠れて見えないのですが、おそらく死んでいるのでしょう。

声が聞こえなくなりました。。

私「これがハマムか」

この後私も若いにいちゃんにハマム式マッサージを受けることになりました。

「チュッ!チュッ!!チュッ!チュッ!!」

男としての一線を越える大事には至らなかったもののかなりのダメージを負った我々は、最後に極寒の外に放り出されて熱気を覚ました後、

オーナー「早く服を着ろよ、風邪をひくぞ」

とオーナー登場。

ちゃんとどんなものか説明しといてくれよ。

オーナー「気持ちよかったか?最高だっただろ?俺はあのにいちゃんが好みでいつも指名するんだ。ほらチップよこせよ。」

私「もう二度とハマムなんか行かない」

後日談

ハマムはちゃんとした正規店であれば普通のマッサージなどのサービスを受けられるというのを他の観光客から聞きました。

私「じゃあ僕らの行ったハマムって何?」

観光客「さあ?ゲイバーか何かの類なんじゃない?」

私「ホモォ」

今日も空は青いです。

night club in Morocco
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