東京大学の学祭「五月祭」で本気で収益を狙って出店してみた結果

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学園祭でガチで収益を出すとどうなるのか

何万人もの学生で埋め尽くされる学園祭。

一度は誰もが思ったことがあるのではないでしょうか?

 

「学園祭っていくらぐらいのお金が動いているんだろう?」

「本気で商売したらどのくらい儲かるのだろう」

 

学園祭の雰囲気とは恐ろしいもので、なんか浮かれちゃっていつの間にかめっちゃお金使ってるというのはザラにあります。

みんなが楽しそうだから私も、友達も使ってるから少しぐらいいいかという集団心理で、いつも間にかお財布は底をつきます。

学園祭ってほんまに儲かりそうだな、、と考えた私はお金に目がない友人たちとともにある企画を立ち上げることにしました。

「東大の学園祭(5月祭)でガチで収益を狙うとどうなるのか」

いや!お金が欲しいわけではないですよ!断じて!(目の焦点が合わない)

五月祭という関東でもかなり大きな学祭という研究フィールドを用いてだな、ビジネス真理を研究しようという学術的アプローチで、ウンタラカンタラ、、

 

はい、正直に金が欲しいです。(切実)

 

というわけで学園祭(五月祭)で本気で出店すればいくら儲かるのか!!?を検証してみました。

舞台は東京大学五月祭

may-festival

今回の検証の舞台に選んだのは、

東京大学の学祭「五月祭」

今回選んだ学園祭は東京大学の五月祭。

日本最高峰の大学でこういう検証をすると、なんかマーケティング研究してるっぽくてよくね?

っていう友人の一存で決定しました。(適当)

 

しかし、なべわかしは東大となんの縁もゆかりもない一般ピーポーだったので、五月祭に出店するにあたって東大生をかき集める必要があったのでサークルの各代表をやってる友達に協力を依頼し(売り上げのいくらかで焼肉をおごるという条件で)、出店の抽選会に出席するという手段をとりました。

もちろん私はインカレサークルの一員としての位置付けで参加しました♨

東京大学のインカレサークルの一員だから何も問題ないという強引なスタンス。

ただ、東大生なら誰しもが簡単に五月祭に出店できるわけではなく、抽選会という試練を乗り越えないと出店はできないという難関がありました。

これも東大生に依頼して抽選会に応募してもらうことに…

 

五月祭の出店権の獲得ばかりは運。

天にも祈る気持ちで待っていると、

 

 

当選。

 

 

かくして、五月祭の出店権を得ることで私たちはスタートラインに立つことができたのできました!

よっしゃああああ!!!!

緻密な五月祭出店計画

やるからにはガチで検証してみないとおもしろくない。

というわけで、居酒屋の店長をやってる友達のアドバイスを取り入れながらかなり真剣に緻密な出店計画を練ってみました。

お金が欲しい、稼ぎたい。

利益率が良く回転率を高めやすい商品の選定

五月祭にはたくさんの人が溢れかえるけれども、無計画にものを売っていても儲かるはずがないのです。

というわけで、商品の選定をしっかりと行いました。

 

まずは利益を上げるためには、利益率の良い商品を捌かねばならない!

さらにはいくら利益率が良くても回転率が悪くては話にならない!

 

利益率×回転率という軸で商品選定を進めた結果、

私たちが選んだのはコレ。

gyukushi

牛串。

仕入れ値は50円前後で販売価格は400円から500円と素晴らしいコストパフォーマンスを誇る。

超高利益かつ、調理スピードも早い文句なしの商品です。

 

利益率たっけーーー!!!!!調理楽ーーーーー!!!!もう勝ちや!!!!

 

損益計算書

次に損益計算書。

牛串をどれくらい仕入れて、どれくらい売れば赤字にならないのか、利益が出るのかをシミュレーションします。

絵に描いた餅とはいえど、どれくらい儲かるのかきっちりと書き出しておかないと、怖いので。

 

議論の結果、効率性を重視するため店舗内を2つに分けて、導線を分けることでそれぞれの収益予想を計算。

PL1

PL2

購入牛串の数は2600本。

それぞれを2200本捌けた仮定して試算を行いました。

 

PL-all

計算上では売り上げは110万円、費用を抜くと

 

利益が586,380円、約60万円の利益が出る計算。

ふふふふ、天候等の外的要素が入り込まなければ確実にいける数字!!これはオイシイ!!

五月祭よ、晴れろ!!!!

店内の導線設計

次に最適化しないといけないのは、店内。

ピークとなる11時から14時にどれだけの牛串を捌けるかが鍵となります。

なので、極力早く焼くために鉄板を2つ用意、ガスも2つ用意。

[aside type=”normal”]五月祭では調理器具は衛生上の観点からレンタルする必要があります。これが意外に高い。[/aside]

費用はややかさむが、これも最適化のための投資だ!仕方ない。

売り子の配置

ここまで来くれば最後は営業力を揃えるだけ。

営業力次第で売り上げは変わると言っても過言ではない。

というわけで売り子は全員可愛い感じの女子で固めました♨

 

偏見ではないですが、東大生は女の子に慣れていないという話を聞いたので女の子に押し売りさせれば、、笑

あとは店舗間の営業。他にも出店しているサークルさんがいるので団体さんに売りつければどっさりと儲けが入る、、!

 

まさに完璧の布陣。

たかが五月祭にここまでやるか?という徹底ぶりでシフトまで組みました。

店舗内の焼き場ごとに名称も変更し、チームで競わせる形式で士気を煽ることに。買った方のチームがドンペリを飲めるというルール設定。

project-sheet

事前に説明/リハも行い、本番に備えました。

デザイナーがしおりを作成

遠足かよ!?と思われても仕方ないですが、いかにこの企画がガチであるかみんなに理解してもらうためにミーティング資料まで作成。

本格的なデザイナーに依頼して五月祭のしおりを作成しました。

reference1

▼理念の共有もバッチリ!

reference2

▼しおりもグローバルに対応

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オリジナルTシャツ&ロゴ

gyukusi-logo

オリジナルのTシャツ、ロゴも用意する徹底ぶりで意識の統一を図る。

こちらもデザイナーによるもの。

 

五月祭のためだけにどんだけやるんだ笑

五月祭事前準備

ready for shop

五月祭前日。

天候はあいにくの雨。

 

準備をするときに大きなミスに気付く。

「男子足りなくて、男手が足りない」

 

あくまで私たち一部の一存で企画をしていたのでサークルの男子は誰も準備に来ない。

いるのは女子だけ。物が運べない、テントが立てれない!!うおおおおい!!

 

結局友達に頼み込んで、4時間かけて準備しました♨︎

皆さんも学祭をするときは準備に気をつけましょう…

いざ五月祭当日(1日目)

gyukushi-girls

大量発注していた牛串も届き、準備が整い学園祭がスタート!

 

牛串2600本の量はハンパない。

腐らせるわけにはいかないので、近くの友人宅にて必要な分だけ取り寄せる形式を採用、毎回運ぶのはマジでしんどいです。

 

朝は客足も少なく、そこまで捌けず…

 

しかし昼になると

売れるわ売れるわ

girls

女の子たちの大活躍で飛ぶように牛串が売れる。

 

しかし!

「これは余裕じゃん」と思い、あぐらをかいていた私たち、愚かでした。

 

13時ごろになると突然売れなくなってきました。

どうしたことかと、周囲を見渡すと競合の牛串屋がこぞって値下げしてきたのです。

 

ここで油断せず対抗すればよかったものの、

私たちは強気に出て、500円という価格をキープしてしまいました。

売り子がいれば勝てると考えていたためです。

 

結果

700本/1000本しか売れず

 

目標値を大きく下回る結果となりました。

値下げに対してこれといった対応策も打たずに強硬策を講じたのがミスだった…

これで残り1日で1900本もの牛串を捌かないといけなくなったのです。

大きな誤算でした。

 

窮地に立たされた私たちは方針の転換を迫られたのでした。

五月祭2日目

五月祭は2日間しか行われない。

この日に全部売りきらないと、大量の牛串を抱えて破産してしまう。

そこで急遽1本500円→2本500円に値下げ。

 

収益は約2/3になるが仕方ない、との判断でした。

 

とにかく売りまくりです。

 

売り子の女子の力、回転率の良さすげてが機能して飛ぶように売れました。

いける!!いけるぞ!!

 

希望の光が見えてきていた。

そんな時に最悪の事件が。

 

ボヤ騒ぎの発生

 

何かと言うと、他のサークル団体が火の扱いを誤り、火事を起こしたというのです。

それも3件も。

 

「おいいいいいい!!!!!ちゃんと前もって火災防止の講習があっただろうがああああああ!!!!!!!何聞いててんアホ!!東大生はバカなの????」

 

全くもって甚だしい迷惑。

五月祭に出店している全店舗、火を使う店舗の販売がすべて停止に。

 

「このリスクは想定してなかった」

 

火がなければ焼けない。

残り700本というところで、この13時のピークの時間帯に売れないのは痛すぎる。

絶望のあまり私たちはコンビニでパンでも買ってきて売ろうかと思ったぐらいには絶望していました。

 

五月祭実行委員会に聞くと、

「現在調査中」

の一点張り。まじか。

 

終わった。

誰もがそう思っていました。

 

 

1、2時間後消防の人が見回りに来て店舗を何やら点検している。

消防士「ここは問題ありませんね、よく設定できてる」

 

ん?どういうこと?

消防士「ここの店舗は火事の心配が無さそうなので再開しても大丈夫ですよ。火には気をつけてください。」

 

神。

 

消防士、神。

 

火を使う競合が再開しない中、私たちだけが店舗再開できることに。

完全にブルーオーシャンな寡占市場。

 

いける!

 

アクシデントがあったものの意図せぬブルーオーシャン市場の形成により牛串が爆発的に売れたおかげで、無事完売することができました。

みんなありがとう。破産しなくて済んだよ。

▼途中で帰ってしまった子もいるが、メンバー写真をパシャり

gyukushi-members

後片付けと集計結果

さてさて、なんとか無事に五月祭を終えて集計をしてみると利益は

373,840円

/586,380円(目標)

 

約40万円。

いろいろ予測不能な事態が起きたがそれなりの金額でまとめることができました。

ガチで準備してもこのくらいなのだからやっぱり商売は難しいなと学びました!不測の事態が多すぎた!

 

反省としては売れなくなった時に値下げしすぎて、当初の目標まで届かなかったこと。

チキっちゃいました。

 

何より楽しかったからいいけど。

アフターパーティ開催

さて、出た利益だがこれを一部メンバーで独占するのは良くない!!

というのもみんなの協力なしではここまで出来なかったわけなので、還元しないといけないと思ったわけです。

 

というわけで

打ち上げと称して一晩で全利益を散らす遊びで散財しました♨︎

party night

 

みんなハッピーで、みんなが利益を享受できました。

もしも所属しているサークルがあるなら、一度学園祭で本気で収益向上目指してやってみるととても面白いです!

 

それでは。

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